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韓日スカウトフォーラムの日程
  2009年 7月28日〜29日 日本連盟訓練
      7月30日    韓国に向け旅立ち
     ・・・韓日スカウトフォーラム・・・
      8月 5日    帰国


--=-- スカウトちば 65号 連動掲載 --=-=--=--=--=--=--=--
                                          発行 H21.10.3

  第8回 韓日スカウトフォーラムに参加して

                          大網白里1団 ベンチャースカウト隊
                               酒井絹子

                  -=--=--=--=--=--=--=--=--=--=--=--=--=--=--=-
1.参加の動機
 私が韓日スカウトフォーラムに参加したいと考えた背景には3年前に行われた第14回日本ジャンボリーがある。
ジャンボリー期間中、二人の韓国スカウトが一泊二日私の隊で活動し、交流する機会があった。当時、私は中学
年生で、二人との会話は全て片言の英語だった。けれども、自分の言ったことが相手に理解されたときは特別にうれしかった。二人に日本の有名な童謡「お弁当箱」を教えてと頼まれて張り切って教えた。それを歌えるようになった韓国スカウトの笑顔を見て、文化を伝えることの楽しさに気がついた。そこで、私も二人から韓国語での数の数え方や韓国の若い女の子の好きな遊びについて教わり、異文化を知ることのすばらしさにも気がついた。あのような文化交流を再び体験したいという理由から、第回韓日スカウトフォーラムに応募した。

2.参加してどのように成長するか
 派遣に参加するにあたり目的と、達成するための4つの目標を設定した。

 <目的>
  「韓国の文化に肌で触れ、日本の文化を伝えることで
     国際的なコミュニケーションを学び、後輩に伝える。」

 <目標>
 ・「キムチの種類や漬け方を聞く。」
 ・「ミスコリアとはどのような大会なのか詳しく教えてもらう。」
 ・「空手、年中行事、祭りといった日本文化を韓国の人々に伝える。」
 ・「実施後に資料を作成し、自分の団で発表する。」


この目的と目標は韓国スカウトとのより深い交流を目指して考えたものだ。 


ホームスティ
--*--*-- ホームスティ先で --*--*--
  お姉さんには浴衣、弟さんには「はっぴ」をプレゼントしました。
  とても喜んでくれました。

3.ミッションビンゴ
 フォーラム中のミッションビンゴというプログラムが私の中で非常に強く印象に残っている。ビンゴのマスにそれぞれホテル付近にある建物や像、韓国スタッフの顔写真が印刷されており、それらを時間内に見つけ、班員全員で証拠写真を撮り、その数を競うというルールだった。
 ビンゴが始まり、まず一番最初に韓国スカウトは体力があると感じた。与えられた時間が短かったため早歩きから始まったのだが、韓国スカウトの歩くペースはかなり速く、また、そのペースを最後まで保っていた。途中、走りっぱなしのときもあった。そんな中で私は完全に韓国スカウトの後ろをついていくようなかたちになってしまった。しかし、無口になった私を韓国スカウトが、「疲れるけど楽しいね」と声をかけてくれたり、頻繁に水を飲むことを勧めてくれたりして励ましてくれたおかげで、最後まで元気でいることができた。
韓国スカウトの思いやりに感服した。



--*--*-- 市内にて --*--*--

               景福宮(ギョンボックン)慶会楼(キョンフェル)

--*--*-- へなちょこなグラサン --*--*--
                        街中で見つけました。


4.明るい世界をめざして

第1回から継続しているフォーラムのテーマである

 「よりよき理解、明るい世界」
 "Better understanding, brighter world."

とはどのようなことによって築かれるか。
                 ・・・下の写真の左上にフォーラムテーマが映っています・・・

--*--*-- スパロウ班の仲間たち --*--*--

                             スパロウ(Sparrow) = すずめ(鳥)

私の考える最も重要なことは、充実したコミュニケーションをはかることだ。言葉の内容は深く、話す聞くといった言語的なものから、相手への思いやりや話すときの表情などの心の面、場の空気を察知する感性もそれに含まれる。また、より充実したコミュニケーションのためには多方面からの知識が必要になってくる。相手を理解する努力をした上で意思疎通をはかることで、さらに深い理解が期待できるのではないだろうか。コミュニケーション能力が向上し、互いの理解が深まると、人間は温かい気持ちになり夢や希望をもつようになり、明るい世界へとつながっていくだろう。
そして、国際的なコミュニケーションを目指す場合、英語は必要不可欠である。英語で深いコミュニケーションができるようになるのは容易なことではないが、私はよりよき理解と明るい世界のために一生懸命勉強したいと思っている。

この派遣に参加し、貴重な体験を積んだことで、スカウト活動に対する意欲、体力向上に対する意欲、英語の勉強に対する意欲がわいた。そして韓国スカウトや日本の派遣団の仲間たちの思いやり深さに感動した。すばらしい人たちがいる環境で、自分の意識を高めることができた。
 そのような貴重な体験ができたのもボーイスカウト活動におけるリーダーの方々、韓国スタッフの皆様、両親、そして派遣団の仲間たちのおかげである。私を支え、応援してくださった方々への感謝の心を忘れずにさらに成長していきたいと思っている。私の新しい目標は、日本文化をさらに詳しく知ることだ。日本文化を熟知することで、外国の人々に日本のよさを伝えることができ、よりよき理解につなげることができる。そのよりよき理解のもと、明るい世界を築いていきたい。そしてこのような貴重な体験をより多くのベンチャースカウトに体験してもらいたい。
                          大網白里1団 ベンチャースカウト隊
                               酒井絹子

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